参加者体験談 福岡教育大学1年 浦川伊織 ~親の反対にあいました。~

参加者体験談 福岡教育大学1年 浦川伊織 

こんにちは。GTPブログ担当の工藤(通称:たけ)です。

今回の参加者体験談でご紹介するのは福岡教育大学1年(参加当時)浦川伊織(うらかわ いおり)さんです。

タイトルには

親の反対にあいました。

と幾分、攻撃的なタイトルを付けさせていただきました。

え?何か過激なことがこれから起こるの???

と妄想が先走られた方はご安心を。

浦川さんがこのGTPのプログラムに参加する前に、参加する旨を父親に話した時にちょっぴりやりとりがあったというお話しです。

読んでいただけるとお分かりいただけると思いますが、今回ご紹介する浦川家はとても円満です。浦川さんのことを考えての発言だとご理解ください。

しかしながら、親の力は偉大です。何か決断する時にはお伺いを立てるのが普通ではないでしょうか?

個人的な意見ですが、GTPのプログラムは

参加する前で50%は完了している。

そのように思っています。

そう安くはない、留学費用。

そう低くはない、「英語で海外で教育実習をする」というハードル。

日本と比べて、安全ではないかもしれない。

じゃあ、なぜ、自分は行くのか?

そう問われた時に、

「なんとなく…」では済まされない、自分の答えを用意すること

最初のハードルなのではないかと思うからです。

安心してください。

私事ですが、数ヶ月前にウクレレを買いました。買ったのはいいのですが、それをまだ、嫁さんに言い出せない自分がいます。

「なんでウクレレなんか買ったの?」「仕事しないで遊んでるの?うちはビンボーなのよ!」と妄想すると、怖すぎます。

「なんとなく…(だって、弾きたかったから。。)」では済まされない、大義名分を持ったウクレレを買った理由が急務です(ここだけの話ですよ。)!!!

さて、

浦川さんがこの最初のハードルをどのように超え、参加し、帰国まで至ったのでしょうか?最後までお付き合いください!

Q1 なぜGTPへの参加を決めたのですか?

GTPに参加していた先輩のInstagramの投稿を見つけたことがきっかけでした。「海外で教育実習」というワードが語学留学しか知らなかった私にとって衝撃で、とても興味が湧いたのを覚えています。

この投稿を見つけた時期は大学に入学し、サークルに入ったものの参加をしなくなった時期でした。自分の居場所を見つからず、これからどうしようと不安でした。

また、実家から大学に通って、授業を受けて、アルバイトをしてという毎日を繰り返していて、何のストレスもない毎日でしたが、同時に何も夢中になることがなく、刺激のない毎日を過ごしていたのだと思います。

そしてこの大学生活このままだともったいない、何かに一生懸命に取り組みたい。という気持ちが芽生え、参加を決めました。

参加を決断するまでに、まずはGTPの参加者の先輩や、サポメンの方々からプログラムの内容を説明してもらいました。みなさん、とてもこのGTPへの思いが強く、誠実に対応してくださったのでますます行きたいという気持ちになりました。それと、海外に行くことを最初は不安に感じていたのですが、このような心強い方々と一緒なら大丈夫という安心感にも包まれました。

自分でそう感じたので、次は両親にGTPに参加したいという気持ちを伝えました。母親はすぐに承諾をしてくれました。

父親からは

「なんで参加をしなくてはいけないのか。」「どんな内容のプログラムなのか。」

といった質問攻めにあいました、、、。(笑)

ここで私はGTPに参加することに少し躊躇しました。

自分は何のためにGTPに参加しようといるのかが明確にはありませんでした。そして親から出してもらうお金でGTPにしようとしていたので、今の自分にその値段に見合うほどの経験ができる自信がなかったからです。

自分で改めて考えなおしました。

まず、この何もやっていない同じ生活から抜け出したいということが大きな理由でした。

それと、自分は高校のころから地理が好きで、世界の人の暮らしや人柄、そしてどんな教育を受けているのかということにとても興味がありました。また将来は教員になろうと思っているので、早く実際に授業をしてみたいという気持ちがありました。

正直不安もありましたが、それよりも自分が新しいことをしたい気持ちと、GTPに関わる人たちへの信頼、こんな人たちと繋がりたいという気持ちの方が強かったです。

その思いを父親に話すとGTPに行くことを承諾してくれました。

ここでやっぱりGTPは自分を変えるチャンスだと強く思い、参加することを決断しました。いつも友達と一緒に何かをしていたので、今回は1人で挑戦したいという思いもあって、友達には一切相談はしませんでした。2週間セブ島に行くということだけ伝えました。

Q2 実際に参加してみてどうでしたか?

自分自身で多くの決断をした2週間でした。GTPに参加する前は、自分の意志があまりなく、人の意見に流されたりすることが多かったです。

小さなことですが、大学の講義は自分で興味のあるものを選べるものもあるのですが、何も考えずに友達が選んだ講義を一緒に受けたりしていました。

また、これは高校のころですが、自分の成績が悪くなったときは、自分には合わないのに、成績の良い人の勉強方法をただ真似したりしました。自分自身で考えて新たなものに挑戦することが苦手でした。自分は何事も安心や安定を求めるタイプなので、人の作ったレールを歩くことばかりしていました。

GTPでは授業や教材を作る際に、自分で決断する場面も多く、自分は何がしたいのかたくさん考えさせられました。この決断をするのに時間がかかり、自分を見失うことがありました。

ですがそれは、人の目や失敗を恐れていたとからだと途中で気が付きました。これに気付けたのは、GTPの仲間が夜遅くまで、悩みを聞いてくれ、アドバイスをくれたおかげです。本当に感謝でいっぱいです。

また、GTPの仲間の授業を見た時、授業には様々な形があって、でもどれが正解、不正解はないんだと気付きました。失敗を恐れずに、目の前のことに一生懸命に取り組むことで、子どもたちへの思いは届くと信じています。GTPに参加したことで、今まで苦手だった決断を克服できたと思います。

GTPの仲間に「人に頼ることが上手だよね。」と言われたことがありました。これは私が仲間にアドバイスを求めたり、相談をよくしていたからだと思います。

私はGTPに参加して自分は人に結局は頼ってしまうと落ち込んでいたのですが、この仲間からの言葉に驚きました。自分の嫌だとおもっていた部分を褒めてもらえたからです。

正直、いまだにこの性格は自分では好きだとは思いません。ですが、私とは逆に人に頼ることが苦手だという人もいることを知りました。なので、自分の性格を生かして、1人で抱え込む人に対して、頼ってもらえるような声かけや雰囲気を作ることができるようになりたいです。

また、人にアドバイスを聞いたり、相談することで、人の良いところを取り入れることができます。自分では生み出すことができなくても、いろんな意見を聞いて、自分なりの形を作ることができ、柔軟に物事を考えることが、自分にはできるのかなと思います。

この経験から、自分の短所も見方を変えて、長所にすると自分自身も楽だし、自分に自信が持てると学びました。

Q3 GTPを終えて、これからどうしていきたいですか?

まずこれからしたいことの1つは、いろんな人に出会うことです。

GTPで参加者やサポメンの方々、そして現地のメンターといったたくさんの人に出会えました。同世代の仲間でも自分のやりたいことを見つけ、積極的に行動していたり、また、現地のメンターは、使う言語は違いますが、素敵だなと思う考え方を持っていたり、、、。さまざまな考えに触れて、毎日がすごく充実していました。

大学生活でもこのようなたくさんできればと思っています。そのために、私は興味のある教育系のイベントや、ボランティアに参加したいです。

ただ毎日過ごしていたら、チャンスを逃すこともあるので、SNSなどでイベントなどの情報収集することもやっています。

GTPに参加する前は、このようなことは全然していなかったのですが、GTPの仲間のおかげで考え方も変わって、自分で積極的に行動できるようになりました。

プログラム自体は終わりましたが、SNSなどでGTPの仲間とは繋がっています。電話をしたり、SNSで仲間の様子を見ると、自分もがんばろうと思えます。人との出会いは、大切だなと改めて感じています。

そして、将来は地元で小学校の教員になろうと考えています。私の育った地域は田舎で、高校時代に先生が「都会の高校生は得られる情報も多いから、その分田舎の高校生は頑張らなくちゃいけない。」とおっしゃっていました。

それを聞いて、どんな地域であっても充実した教育を受けさせたい、また自分の地域だから学べたことがあると、子どもたちに伝えられる教師になりたいと思いました。私は地元が好きですし、だからこそ自分の育った場所で教育に携わりたいです。

今は、教育に力を入れている日本の離島の教育に興味があるので、ぜひ研修に参加して、自分の目で教育現場を見たいです。GTPに参加して、自分とも向き合えましたし、たくさんの人とも向き合うことができました。そこから学んだことや、出会えた仲間を大切にしながら、新しいことに挑戦していきたいと思います。

(こちらは浦川さんの地元の福岡県飯塚市です。)

いかがだったでしょうか?

もう一度思い出して頂きたいのは、

参加する前

です。

もし参加する前に父親が反対しなかったら、浦川さんのGTPはどうなっていたでしょうか?

もしかしたら、もっともっとGTPのプログラム期間中に人に頼りまくって、決断をしていなかったかもしれません。

二つ返事で返さずに質問したお父さんはすごい(娘の性格をわかってのことですね!)。と思いますし、それをしっかりと考えた浦川さんも素敵だなと思います。

ぜひ、GTP参加を検討中の方。

「なんとなく…。」ではない、「自分なりの答え」を探してみてください。

そんな答えがあれば、きっと、、、いや、絶対に。

GTPのプログラムで成長します!

私たちも全力で現地でサポートします!!!

えっ?えっ?ウクレレですか?

まだ、押し入れに隠して置いたままにしておきます。。

 

 

2020年夏、第9回の開催は検討中となっていますが、みなさんからのお問い合わせは受付けております。インスタ・ツイッターのDMや、下記の「お問い合わせは」ボタンからお待ちしています!

 

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