教員採用試験合格体験談 vol.1 ~求める教師像とは?~

教員採用試験合格体験談 vol.1 ~求める教師像とは?~ 

こんにちは。GTPブログ担当の工藤(通称:たけ)です。

セブGTPのプログラムも第8回まで終了しました。これまでの参加者数は150名以上となりました。

「留学×教育実習」のこのプログラムでは、参加して改めて教師の魅力に気づき、教師になる人も少なくありません。

そこで今回は教員採用試験合格体験談vol1(連載していく予定です!)です。

どの都道府県でも、採用試験の募集要項の最初に書かれているのは「求める教師像」ではないでしょうか?

でも、、、。

書かれているけれど、漠然としていてどう読み取ればいいのかわからないというのも正直なところ。

「求める教師像」とは具体的に何なのか?それを踏まえて、どのように採用試験に挑んだらいいのかの話を中心にGTP過去参加者である佐藤直也先生に話を聞いてみました。

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どーも!5th batchに参加しました、佐藤直也です。

セブの子どもを前に全く英語が話せない自分は、どうにか勢いで乗り切ったのがとても懐かしいです。

そんな私は、東京都の中学校で数学教員をしています。今年度で2年目となりました。

さて、今回こんな私が何について話すかというと、教員採用試験(以下、教採)について。教採について少しでも悩んでいる人を、少しでも後押しできたらと思います。

①教採体験談を話した後に、②皆さんへにアドバイスができたらと思います。

①教採体験談

私は東京都の教採のみを受験しました。東京都の教採は、一次試験、二次試験まであり、一次試験は教職教養、専門教養、小論文、二次試験は面接(個人面接と集団面接)となります。

本格的に一次試験勉強を始めたのは試験4ヶ月前でした。同じ教員志望の学生と、時間を見つけては勉強していました。

一次試験の自己採点では50%でしたが無事に通過しました。

二試験の面接試験ははどの受験者よりも万全に準備した自負があります。大学で行われる面接練習だけでなく、教育実習校先の校長先生、選修学科の教授、同じ大学の学生との面接練習をしました。私に数々のアドバイスを下さった皆さんにとても感謝しています。おかげで二次試験も通り合格することができました。

②皆さんへのアドバイス

一次試験は高校受験、大学受験を思い出し、必死に勉強するしかありません。

私の場合一緒に勉強してくれた研究室の友達の存在が大きく、勉強を持続させることができました。GTPを通して教採仲間を作り、情報交換するのもいいなと思います。

二次試験はとにかく相手を知ることが大事です。

この場合、相手は面接官なります。面接官は東京都の校長先生や教育委員会の方々です。面接において、大切なことは相手の評価基準を知ることです。

ちなみに東京都は以下の通りです。

東京都が求める教師像

1. 教育に対する熱意と、使命感を持つ教師

2. 豊かな人間性と、思いやりのある教師

3. 子供の良さや可能性を引き出し、伸ばすことができる教師

4. 組織人として責任感、協調性を有し、互いに高め合う教師

(引用 : 東京都教育委員会「https://www.kyoiku.metro.tokyo.lg.jp/static/kyoinsenko/motomeru_kyoushi.html」)

さらっとこの4項目を見て、東京都の評価基準を一言で言うなら、あなたは何と答えますか?

不思議なことに求められる教師像というのに、学力、もしくは指導力は明記されていません。一次試験を50%で通過できたのも少し頷ける気がしますね。きっと、学力や指導力よりも教師として重要視するものがあるのでしょう。

私ならばのこの問いに対し、人間性と答えます。より具体的に言うならば、協調性。

他の先生方と協調して高め合い、子供と協調して良さ伸ばし、地域と協調しながら都、あるいは日本の教育を良くしていく。このようなことが求められているのではないでしょうか。世界が急速に変化していくこの時代だからこそ、1人の力ではなく、組織の力で発展していかなければならないと思います。

これから教師になる皆さんにとって、「私は教員になり、〇〇をしていきます」 と言う使命感だけではダメなのです。使命感にプラスして、協調感を大切にしてください。

「校長先生、副校長先生の助言をいただきながら、〇〇に取り組んでいきたいです」という一言が大切です。

もしあなたが、面接官として来た校長先生の立場としてこのフレーズを聞いたらば、この受験者にどのような印象を持つでしょうか。きっと、「この人と一緒に働きたい!」「東京都の教員として採用したい!」と感じるはずです。

最後に一言。

上記に書いたことは、東京都の中高数学を受験した一合格者の独り言です。あなたの受験する都道府県によって、試験内容も変われば、評価基準も違います。

ただ、どの都道府県、自治体を受験するにしても言えることは、「教師になってこういうことがしたい!」を明確に持っている人は強いです。

少しでも参考にしていただき、皆さんを後押しできたらば幸いです。

佐藤先生、貴重なアドバイス、ありがとうございました!

GTPのプログラム中も、子ども達1人1人と目を合わせ、教室をあたたかく包み込むような授業をされているのがとても印象的でした。佐藤先生の益々のご活躍を応援しています!

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